■ 『日刊工業新聞』記事 2008年 7月10日(木) 21面 掲載
KFアテイン、生物付着を防止する船底塗料用添加剤を発売
KFアテイン(仙台市宮城野区、川又貴仁社長、022・238・2555)は、
船底に海草や貝殻などが付着 するのを防止する塗料用の添加剤
「海王2008」を発売した。
市販の船底塗料に約10%添加して使う。
船底をきれいに保つことで、船の燃費向上が期待できる。
価格は400ミリリットル入りで2万9400円。漁船向けなどに年間1万本の
販売を目指す。
同製品は、潤滑性のある乳化状のパラフィンワックスを主原料に、
汚防性のあるフッ化物などを加えて 製造した。
環境への有害物質を含まず、 船底表面を滑りやすくすることで、
フジツボなど水生生物の付着を防ぐ。
従来、船底塗料から防汚剤などが溶け出すことで水生生物を寄せ付けなく
するタイプの商品は存在したが、効果や海に与える影響などに課題があった
同社では、秋田県の漁師の協力を得て、漁船での1年間の実証試験で効果
を確認、さらに北里大学海洋生命科学部に製品の安全性検査を依頼し、
海に無害なことを確認したという。 現在、特許を出願している。
川又社長は「船底塗料のほか、海水に面した発電所の取水設備などにも
応用できるのでは」と
話している。(著作権元・日刊工業新聞社/掲載承諾済)